日系企業知財研究会(IPG)

1. バンコク日系企業知財研究会(IPG)

本研究会は、在タイの日系企業に対して、(1)模倣品・海賊版問題への改善が見られない [1]、(2)強制実施権発動等の政府知財政策の信頼低下、(3)違法ソフトウェア使用による摘発日系企業の増加 [2]、といった昨今のタイにおける知財問題の背景を踏まえ、JETROバンコクが以下の点を目的として研究会の開催を呼びかけたもの。

  1. 日系企業の知的財産権(主として模倣品)問題対策の強化と被害の縮小
  2. 日系企業の知的財産権保護意識の啓発
  3. 日系政府機関・企業間の知的財産権にかかわる情報の交換・共有
  4. タイ政府関係機関との関係構築・改善要請、欧米系政府機関・企業・団体との連携強化

3月26日に行われた第1回会合では、在タイ日系企業30社、商工会等団体及び大使館等政府関係機関5機関から、計40名が参加。事務局からの設立趣旨説明、日本特許庁からの「知財問題に対する日本政府の取組みとIPGへの期待」の講演を踏まえ、今後の活動方針を決定(別添参照)。

さらに、在タイ企業からの「タイにおける知財問題の現状と課題」に関する講演で、特に権利執行機関の情報の公開、取得手続きの迅速化・事務処理の透明性についての問題点が指摘され、引き続き各社の関心事項につき意見交換を行ったところでは、税関での効果的な水際対策の取り方等に多くの関心が寄せられ、これらの点を当面の検討事項として行く予定。

今後は、概ね2ヶ月に1回の頻度で、(1)メンバー間の知的財産権問題に関する情報交換・共有、(2)外部講師による知財に関する講演、他の団体との情報交換、(3)タイ知的財産関連政府機関との対話、(4)その他、幹事会・本会合で決定された知的財産権関連の活動、をしていく予定。

なお、東南・南西アジアにおいては、ベトナム・ホーチミン(06年6月~)、インド・ニューデリー(06年10月~)、インドネシア・ジャカルタ(06年12月~)でもJETROが事務局となった日系企業知財研究会が発足しており、タイ・バンコクで4箇所目。

バンコクIPGの目的及び活動については、こちらを参照
参加申込み・お問い合わせは、JETROバンコク知的財産権部まで。

開催日 会合名 概要
2007年03月26日 第1回バンコクIPG会合 第1回会合報告
  

2.他国の日系企業知財研究会(IPG)

開催地 会合名 概要
ジャカルタ インドネシアIPR問題検討会 日尼官民合同フォーラム競争力強化WGのアクションとして活動。JETROジャカルタが事務局。
ホーチミン ホーチミンIPG 2006年6月16日発足。JETROホーチミンが事務局。